白日(King Gnu)を歌ってみました

不起訴事件の後、歌が歌えなくなってました。音楽も全く聴けなくなりました。そんな日々の中、去年の年末頃、YouTubeでコロナ情報を見てたら、「日本で一番難しい楽曲」ってテロップの付いた動画があって恐る恐る聴いてみました。それはカバーだったので、オリジナルを聴いてみたら、J-Popでは珍しく「非常に実験的な楽曲」で、歌ってみたいって思いました。また、歌えるようになりたいって思った。それで、歌う気力が戻った。音楽も聴けるようになった。まだ完全では無い気がするけど、歌手としては「復活」出来たと思います。

だから、この曲を作ってくれて「どうも有難うございます」って伝えたくて、歌ったの録音してみました。楽器も機材もほぼ全部売って、歌を諦め、音楽を諦め、生きる理由さえ見失っていた私に、また「歩き出す勇気」をくれた曲です。

かつてのHPで、2オクターブ~2オクターブ半の日本語の歌謡曲(J-Music)構想と今後の日本の音楽の発展での必要性を語り、サンプルに、自分の3オクターブ歌唱法の練習曲で作った「自作曲」をYouTubeに載せていました。King Gnuさんの「白日」は2オクターブと全4度で、オリジナルは2人で歌ってるけど、1人でそのまま歌えば、正に、私の望んでたような曲です。

男性の歌ですし、一番下は流石に低いので、キーは半音3度上げました。女性の声だと言語形成上、歌としてはこれが限界ですね。家では気兼ねなく歌えないので、「カラオケ館」へ行って、ボイスレコーダーで録りました。以前行ってたスタジオは、世間の「誤解」が解けてないし、オーナーさんに白い目で見られるのが怖くて行けません。音質は微妙だけど、歌えるようになったのは伝わると思います。カラオケ館でDAM音源です。(冒頭、雑音酷いですが、そのままでごめんなさい。)

白日 今井貴水 カバー
2022年7月8日録音

どうも有難うございます。


誹謗中傷ブログで年齢もバレてるから、公開するけど、私は1966年12月16日生まれです。2022年7月現在、55歳。以前のYouTubeの録音は51歳~52歳。結構、良いオバサンです。でも、声は「若い」でしょ。今後の活動では、年齢を公開し、何歳まで「この歌声」が保てるか「人体実験を継続」するつもりです。

純邦楽の清元で人間国宝だった清元志津太夫お師匠さんは、100歳まで現役だったし、94歳の時にすぐ側で歌を聞かせて貰いましたが「鳥肌もので凄かった」です。純邦楽だと3オクターブのブレイク無しはプロでは普通の様で、節(メロディ)は飛んでもなく難しい。私は、世の中、正しい発声法があるとしたら、志津太夫師匠の様に、死ぬ直前まで歌声を保てるかどうかだと思います。私の歌唱法は、現代の音楽への応用実験であり、私の声は、私の実験台です。歌は、結局は、声が全てですから。


不起訴事件で、日本全国で「犯罪者」にされ「悪名」が広まったけど、私の楽曲を聴いてくれた人も多かったみたい。私の「主張」なんて、日本の音楽家には誰も届かないし、自分の研究なんて無意味だと、絶望感の中で生きてました。母をこれ以上傷付けては行けないから「抜け殻」になりながら生きてた。でも、これを聴いて、若手の音楽家には私の声を拾ってくれる人がいたのかもと思って、本当に嬉しかった。

私の3オクターブ歌唱法は、この位の音域でも1人で歌える実力を得るためのメソッドです。広い音域の歌を歌うのに、ブレイクで声を切り替えていたら、声帯への負担が大き過ぎるでしょ。若いうちは良いけど、それで歌い続ければ、やがてはトラブルになり、歌手としての「感性」が熟す前に、声を失い兼ねない。

日本の音楽が本当に世界で認められるには、海外レベルで2オクターブの音域は必要でしょう。3オクターブの歌声を作って、3分の2の歌域の2オクターブで歌えば、声を保てるって発想です。

当時の私は、ああいう選択しか出来ない程、本当に追い詰められてました。無実が証明されたのに、世間では犯罪者にされて、物凄い誹謗中傷に遭いました。クソ、死ね、キチガイ、妄想、精神病とか言いたい放題だったけど、多くの人が、声は綺麗なのにとか、歌は上手いのにとか、私の歌を褒めてくれてた。歌は認めてくれるんだと思った。ボロクソメタクソ言う反面、良い所は認めてくれる日本人のこういう所が、同じ国の人間として、とても好きです。

褒めてくれて、どうも有難うございました。